【銀座千疋屋とはどんな店?】1894年創業の歴史と老舗としてのこだわり
銀座千疋屋の特徴は、単に高級な果物を販売するだけでなく、果物を食べる楽しみそのものを提案してきた点にあります。
公式会社概要によると、創業以来受け継いできた考え方は「数を求めず、質を尊ぶ」というもの。専門の目利きが果物の触感や味覚を確かめ、一点ずつ商品を選び抜く姿勢を大切にしています。
銀座千疋屋の創業は明治時代
銀座千疋屋の歴史は、1894年12月11日に始まりました。
創業者の齋藤義政は、千疋屋総本店で奉公し、番頭を務めた人物です。その後、暖簾分けを許され、現在の銀座八丁目に「新橋千疋屋」を開業しました。
当時の銀座周辺には外国人居留地があり、果物を買い求める外国人客も多かったといいます。果物を店内で食べる客の姿が、後のフルーツパーラー事業につながる背景の一つになりました。
フルーツパーラーとフルーツポンチの誕生
銀座千疋屋の歴史を語るうえで外せないのが、1913年のフルーツパーラー開業です。
公式沿革では、1913年4月7日に「果物食堂フルーツパーラー」を開業したと記録されています。同社はこれを国内初のフルーツパーラーと位置付けています(同社調べ)。
さらに1923年には、現在もブランドを象徴する存在となっているフルーツポンチを考案しました。
果物をそのまま販売するだけでなく、カットや盛り付け、異なる果実の組み合わせによって新しい食べ方を生み出した点に、銀座千疋屋の独自性があります。
銀座千疋屋の主な歴史年表
| 年 | 出来事 | 意味・背景 |
|---|---|---|
| 1894年 | 新橋千疋屋として創業 | 千疋屋総本店から暖簾分け |
| 1913年 | フルーツパーラー開業 | 果物を店内で楽しむ文化を展開 |
| 1923年 | 銀座千疋屋に改名 | 関東大震災後に店舗を再建 |
| 1923年 | フルーツポンチを考案 | 果物の新しい楽しみ方を提案 |
| 1931年 | 宮内省御用達を拝命 | 老舗果物店としての歴史的節目 |
| 1937年 | 株式会社銀座千疋屋を設立 | 法人化 |
| 1999年 | 現在の銀座五丁目に本店を統合 | 現在の本店所在地へ |
特に注目したいのは、1923年という年です。関東大震災で被災した店舗を再建するとともに、屋号を銀座千疋屋へ変更。新しい店舗には当時として先進的なショーウィンドーやガラスドアを採用しました。
伝統を守るだけではなく、時代に合わせて店舗の見せ方や果物の楽しみ方を変えてきたことが分かります。
【千疋屋総本店・京橋千疋屋との違い】実は3つの独立した会社
「千疋屋」と名前の付く店舗は複数あります。
銀座千疋屋、千疋屋総本店、京橋千疋屋は、同じ系列の店舗が全国に展開しているという単純な関係ではありません。
銀座千疋屋の公式FAQでも、千疋屋には3社があり、それぞれ別法人として運営され、取り扱う商品やショッピングサイトも異なると説明されています。
千疋屋3社の比較
銀座千疋屋と千疋屋総本店の違い
千疋屋の歴史の起点となった店舗であり、銀座千疋屋の創業者・齋藤義政が奉公していた店でもあります。
一方、銀座千疋屋は1894年に暖簾分けを受けて独立した店舗です。現在ではそれぞれが別法人として事業を展開しています。
つまり、総本店が本家としての歴史を持ち、銀座千疋屋はそこから独立して銀座の地で独自のブランドを築いてきたという関係です。
銀座千疋屋と京橋千疋屋の違い
当初は「中橋千疋屋」という屋号で営業しており、現在の京橋周辺で事業を始めています。
銀座千疋屋の創業は1894年なので、京橋千疋屋のほうが13年早いことになります。
両社とも千疋屋総本店から暖簾分けを受けた歴史を持ちますが、現在はそれぞれ独立した会社です。
3社はライバルなのか?
興味深いのは、3社が完全に無関係な企業同士というわけでもないことです。
千疋屋総本店の公式歴史紹介では、3社は親戚関係を背景に、それぞれ独立した経営を続けていると説明されています。また、果物の品質向上などを目的に交流や情報交換も行っています。
したがって、3社の関係は「同じ名前を使う別々の無関係な店」でも「一つの会社の支店」でもありません。
歴史的なつながりを持ちながら、それぞれ異なる商品やサービスを展開している独立企業と理解するのが正確です。
【銀座千疋屋のメニュー・価格】本店のパフェはどれくらい?
銀座千疋屋の人気を支えているのが、銀座本店2階のフルーツパーラーです。
果物専門店ならではの素材選びを生かし、季節のフルーツを使ったパフェやケーキ、デザートを提供しています。
2026年10月に確認できるパフェ・スイーツの価格
公式メニューページに掲載されている季節限定商品の価格は次のとおりです。
| メニュー | 価格(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 和栗パフェ | 3,850円 | 新栗、渋皮マロンアイス、バニラアイス、ホイップクリーム |
| 和栗シャンテリー | 2,530円 | 新栗、マロンペースト、バニラアイス、ホイップクリーム |
| 和栗のショートケーキ | 1,705円 | 和栗を使用した季節限定ケーキ |
秋らしい素材を主役にした和栗パフェは、3,850円。渋皮マロンアイスやバニラアイスを組み合わせ、栗の風味を楽しめる構成です。
また、2026年10月5日には、千葉県産秋満月の梨を使った数量限定の梨パフェも公式から告知され、価格は3,300円でした。こうした旬の果物を使った限定メニューは、季節ごとに楽しみが変わるポイントです。
なお、数量限定品は予定数に達すると販売終了になる場合があります。
銀座千疋屋のフルーツポンチはなぜ有名?
フルーツポンチは、銀座千疋屋の歴史を象徴するメニューです。
1923年に同店が考案したと公式沿革に記されています。果物の色や形、味わいを組み合わせることで、果物そのものとは違ったデザートとしての魅力を生み出しました。
フルーツポンチは単なる昔ながらのデザートではありません。現在のフルーツパーラー文化につながる、同店の創意工夫を象徴する存在です。
価格については、2025年1月の公式価格改定発表で、通常のフルーツポンチが1,320円、季節のフルーツポンチが1,760円と案内されていました。
ただし、これは2025年1月改定時の公表価格です。2026年10月現在の販売価格や提供状況については、最新メニューで確認する必要があります。
ランチメニューもある?
銀座本店では、時期によって平日限定のランチメニューも展開しています。
2026年5月には、地下1階でパスタランチを開始したと公式発表されました。
当時の内容は以下のとおりです。
- チキンと大豆のトマトパスタ
- 海老とアボカドのジェノベーゼパスタ
- サラダ
- 季節のカットフルーツ
- セットドリンク
価格は1,980円(税込)でした。
その後、2026年7月21日から8月21日までは平日限定ランチの一時休止が告知されています。現在の店舗案内では地下1階は営業していないとされているため、ランチ目的で訪れる場合は、最新の営業案内を確認しておくと安心です。
【銀座千疋屋のアクセス・営業時間】銀座本店へ行く前に確認したいこと
銀座千疋屋の銀座本店は、東京都中央区銀座5丁目にあります。
銀座駅から徒歩約1分という立地で、買い物や観光の途中にも立ち寄りやすい店舗です。
銀座本店の基本情報
住所
東京都中央区銀座5-5-1
電話番号
03-3572-0101
最寄り駅
東京メトロ銀座駅 B5出口から徒歩約1分
JR有楽町駅 銀座口から徒歩約5分
1階:フルーツショップ
- 月~金:11:00~19:00
- 土・日・祝:11:00~18:00
2階:フルーツパーラー
- 日~木・祝:11:00~18:00
- 金・土:11:00~19:00
- ラストオーダー:閉店30分前
定休日:年末年始
2026年8月から金曜日の営業時間が変更
来店前に知っておきたいのが、2026年8月14日から実施された営業時間の変更です。
銀座本店フルーツパーラーでは、毎週金曜日の営業終了時刻が従来より1時間延長され、19時までになりました。
現在の営業時間は次のようになっています。
| 曜日 | パーラー営業時間 | ラストオーダー |
|---|---|---|
| 月~木 | 11:00~18:00 | 17:30 |
| 金・土 | 11:00~19:00 | 18:30 |
| 日・祝 | 11:00~18:00 | 17:30 |
夕方に訪れる場合は、ラストオーダーの時刻に注意してください。
銀座本店へのアクセス方法
銀座千疋屋へのアクセスは、東京メトロ銀座駅を利用する方法が便利です。
- 東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線:銀座駅B5出口から徒歩約1分
- JR山手線・京浜東北線:有楽町駅銀座口から徒歩約5分
銀座駅B5出口を利用すれば、駅から長距離を歩かずに到着できます。
来店前に知っておきたい3つの注意点
1.フルーツパーラーの席予約はできない
公式FAQによると、フルーツパーラーの座席予約は受け付けていません。混雑時には待ち時間が発生する可能性があります。
2.2階へは階段を利用する
公式店舗案内では、エレベーターは2階に止まらないとされています。階段での移動が必要になるため、足元に不安がある人は事前に店舗へ相談するとよいでしょう。
3.座席利用は90分制
フルーツパーラーは90分制です。ゆっくり食事を楽しみたい場合も、利用時間を意識しておきましょう。
また、地下1階は現行の店舗案内では営業していません。
【銀座千疋屋の評判・ギフト】高級店として選ばれる理由とは?
銀座千疋屋の評判を考えるとき、注目したいのは果物の品質、フルーツパーラーの体験、贈答品としてのブランド力です。
口コミから見える評価の傾向
食べログの銀座本店フルーツパーラーの掲載情報では、2026年10月時点で評価は3.56、口コミ投稿者数は1,199人と表示されています。
口コミでは、次のような点が評価されています。
- フルーツの新鮮さや味わい
- 季節のパフェや果物を使ったデザート
- 銀座の老舗で食事をする特別感
- フルーツサンドなど定番メニューの満足感
一方、気になる点として挙げられるのは、混雑や待ち時間です。
特に週末や観光客の多い時間帯は、入店まで時間がかかる可能性があります。また、果物を主役にした高級店なので、一般的なカフェと比べると価格帯は高めです。
つまり、銀座千疋屋の評判は、単純な安さよりも素材の質やブランド体験を重視する人から支持されていると整理できます。口コミは個人の感想であり、混雑状況や満足度は訪問日によっても異なります。
銀座千疋屋のギフトは何がおすすめ?
銀座千疋屋は、フルーツパーラーだけでなく贈答品の品ぞろえも充実しています。
特にオンラインショップでは、果物そのものからゼリー、アイス、焼き菓子まで幅広い商品を扱っています。
銀座ゼリー9個
税込・公式オンラインショップ掲載価格
果物の風味を楽しめる定番の贈答品。職場や家族への手土産にも選びやすい商品です。
果実ゼリー6個入
税込・公式オンラインショップ掲載価格
果物の存在感を重視した贈り物を探している人に向いています。
銀座プレミアムアイス&ソルベ
税込・公式オンラインショップ掲載価格
果物の風味とアイスクリームを組み合わせた、季節を問わず贈りやすい商品です。
マスクメロン(化粧箱入り)
税込・約1.3kgの商品掲載価格
お祝い、特別な記念日、重要な取引先への贈答などに適した高級果物です。
オンラインショップで購入するメリット
銀座千疋屋の公式オンラインショップでは、次のような商品を購入できます。
- 季節の果物やマスクメロン
- 銀座ゼリーや果実ゼリー
- フルーツタルト
- アイスクリームやソルベ
- 焼き菓子やバウムクーヘン
- 果物を使った加工食品
また、オンラインショップでは、店舗商品の事前注文と店頭受け取りにも対応しています。
自宅用だけでなく、取引先への手土産やお祝いの品を準備するときにも便利です。
ただし、オンライン限定商品や店舗限定商品があり、店舗とオンラインショップで価格が異なる場合もあります。生菓子など配送できない商品もあるため、購入時には商品ごとの条件を確認してください。
【プロの結論】銀座千疋屋が向いている人・向いていない人
銀座千疋屋を利用する価値は、果物の品質だけでなく、130年以上にわたって積み重ねてきたブランドの歴史と、果物を楽しむためのサービスにあります。
一方、価格を最優先にする人にとっては、一般的なカフェやスイーツ店と比較して割高に感じられる可能性があります。
利用目的によって満足度は変わります。
銀座千疋屋が向いている人
- 季節の果物を使った本格的なパフェを楽しみたい人
- 老舗のフルーツパーラーを体験したい人
- 特別な日のデザートや記念日の食事を探している人
- 高級感のあるフルーツギフトを贈りたい人
- 果物の品質や旬にこだわりたい人
事前に検討したい人
- できるだけ安い価格でスイーツを楽しみたい人
- 待ち時間を避けて確実に入店したい人
- 座席を事前予約しておきたい人
- エレベーターで2階へ移動したい人
大切なのは、パフェの価格だけで価値を判断しないことです。
果物の種類、旬、品質、盛り付け、提供される空間まで含めて評価すると、銀座千疋屋が長く支持されてきた理由が見えてきます。
【銀座千疋屋に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:銀座千疋屋は何年創業ですか?
A1:1894年(明治27年)12月11日創業です。千疋屋総本店から暖簾分けを受け、当初は「新橋千疋屋」として営業を開始しました。
Q2:銀座千疋屋と千疋屋総本店は同じ会社ですか?
A2:違います。歴史的なつながりはありますが、現在は別法人です。商品やオンラインショップもそれぞれ異なります。
Q3:銀座千疋屋のパフェはいくらですか?
A3:2026年10月に公式メニューページで確認できる和栗パフェは3,850円(税込)です。季節や限定メニューによって価格は変わります。
Q4:銀座本店の営業時間は何時から何時までですか?
A4:1階のフルーツショップは平日11時~19時、土日祝日は11時~18時です。2階のフルーツパーラーは日~木・祝日が11時~18時、金・土が11時~19時です。
Q5:銀座千疋屋のフルーツパーラーは予約できますか?
A5:公式FAQでは座席予約を受け付けていません。混雑が予想される時間帯は、待ち時間を考慮して訪問するのがおすすめです。
Q6:銀座千疋屋のフルーツポンチはいつ考案されましたか?
A6:1923年(大正12年)です。銀座千疋屋の公式沿革に記録されている、歴史あるメニューです。
Q7:銀座千疋屋の商品はオンラインでも購入できますか?
A7:購入できます。公式オンラインショップでは、果物、ゼリー、アイス、焼き菓子、ギフト商品などを取り扱っています。店舗商品の事前注文・店頭受け取りにも対応しています。
まとめ:銀座千疋屋は歴史と旬の果物を楽しめる銀座の老舗
銀座千疋屋は、1894年に創業した歴史ある果物専門店です。
千疋屋総本店から暖簾分けを受けて独立し、1913年にはフルーツパーラーを開業。1923年にはフルーツポンチを考案するなど、果物の新しい楽しみ方を提案してきました。
現在の銀座本店では、1階のフルーツショップと2階のフルーツパーラーを展開しています。季節限定のパフェや果物を使ったスイーツを楽しめるほか、オンラインショップではゼリーやアイス、果物のギフトも購入できます。
2026年に訪れる際は、次の4点を押さえておくと安心です。
1. 歴史を知る: 銀座千疋屋は1894年創業で、千疋屋総本店・京橋千疋屋とは別法人。
2. メニューを確認する: 季節限定パフェやスイーツは販売期間・数量に注意。
3. 営業時間を確認する: 金・土曜日は19時まで営業する一方、曜日によって閉店時間が異なる。
4. 目的に合わせて利用する: パーラーでの飲食、果物の購入、オンラインでのギフト注文から選べる。
銀座千疋屋の魅力は、長い歴史を持つブランドでありながら、旬の果物を使った新しい商品を提案し続けていることです。
銀座で特別なパフェを味わいたい人にも、大切な人へ上質なフルーツギフトを贈りたい人にも、知っておきたい老舗の一軒です。 (出典: 千疋 屋 銀座(Yahoo!ニュース))