【登場人物と関係性】翔子・響子・城戸沙織・エリスの相関を整理
本作を理解するには、中心人物4人の関係を押さえることが欠かせません。特に、翔子と響子の姉妹関係、沙織とアテナの二面性、響子とエリスの関係が物語の根幹を形成しています。
主要登場人物・声優・関係性一覧
出典:アニメ公式キャラクター紹介、GONZO作品情報。
翔子と響子の関係は単なる姉妹愛ではない
翔子と響子の関係は、作品の感情的な中心です。
翔子は姉に守られてきた妹であり、響子は妹を大切に思う姉です。しかし、響子が邪神の依り代となったことで、2人の関係は大きく変わります。
翔子にとって響子を倒すことは、敵を倒すことと同じではありません。世界を守る使命と、家族を救いたい気持ちが正面から衝突するからです。
この葛藤は、アテナとエリスの対立とも重なります。
城戸沙織とアテナは同一人物?
はい。城戸沙織は女神アテナの化身です。
原作では、グラード財団を率いる城戸光政の孫として登場しますが、その正体は地上を守る戦いの女神です。
本作では、アテナとしての使命を受け入れようとする沙織の内面が丁寧に描かれています。
星矢たちが戦士として成長していく一方、沙織もまた、守られる立場から地上を守る女神へと変わっていきます。
聖闘少女たちは、単なる戦闘要員ではありません。沙織の身辺警護を担い、精神的にも彼女を支える存在です。
【原作漫画は全16巻で完結】最終巻の発売日と結末を解説
連載開始から完結までの経緯
『聖闘士星矢 セインティア翔』は、秋田書店の漫画誌『チャンピオンRED』で2013年から2021年まで連載されました。
原作を車田正美、漫画を久織ちまきが担当しています。
単行本はチャンピオンREDコミックスから刊行され、最終巻となる第16巻は2022年1月20日に発売されました。
第16巻で描かれる最終決戦
最終巻では、戦神アレスの完全覚醒と、その力を取り込んだ邪神エリスの脅威が描かれます。
世界が絶望に包まれる中、翔子は最後の希望を求めてアテナのもとへ向かいます。
物語の焦点は、次の2つの対立に集約されます。
- 翔子と響子:姉妹としての絆と、避けられない宿命。
- アテナとエリス:地上を守ろうとする女神と、争いをもたらす邪神。
最終巻の公式紹介では、翔子と響子、アテナとエリスの最大最後の戦いが描かれ、作品の完結が明言されています。
漫画版を最後まで楽しみたい人は、第16巻まで読むのがおすすめです。
2026年には続編的な番外編『memories』も完結
2026年現在、もう一つ注目したい作品があります。
それが『聖闘士星矢 セインティア翔 memories』です。
2022年に連載が始まった本作は、翔子たち聖闘少女の修行時代や見習い時代など、元の作品では描ききれなかった過去を掘り下げる番外編です。
2026年3月19日発売の『チャンピオンRED』5月号で最終回を迎えました。
さらに、単行本の最終巻となる第2巻は2026年6月19日発売です。秋田書店の刊行情報でも完結巻として紹介されています。
2026年10月現在のシリーズ状況
セインティア翔
セインティア翔 memories
本編16巻と番外編2巻は別シリーズです。
つまり、2026年は『セインティア翔』本編だけでなく、関連する番外編まで単行本で読み終えられる節目の年です。姉妹の過去や聖闘少女たちの背景をさらに知りたい読者にとって、memoriesは見逃せない作品になっています。

【アニメ版の放送時期・声優】鈴木愛奈とM・A・Oが姉妹を演じる
アニメは2018年12月に配信・放送開始
アニメ版『聖闘士星矢 セインティア翔』は、2018年12月に配信・放送が始まりました。
放送・配信の主な日程は以下のとおりです。
- 2018年12月10日:スカパー!アニメセット for Prime Videoで最速配信開始。
- 2018年12月10日:ANIMAX on PlayStationで配信開始。
- 2018年12月24日:アニマックスで第1話・第2話をプレミア放送。
- 2019年1月7日:アニマックスで第3話以降の放送開始。
- 2019年2月25日:アニマックスで最終放送日。
全10話のアニメシリーズとして制作されました。
鈴木愛奈・M・A・Oなど主要声優
特に注目されるのが、姉妹を演じる2人の声優です。
主人公・翔子を担当。負けず嫌いで、姉を救うために成長していく少女の強さと感情を演じています。
姉の響子と、彼女の身体を依り代とする邪神エリスを担当。同じ身体に関わる異なる存在を演じ分けています。
姉妹役を担当する2人の声の対比は、作品の大きな見どころです。特に響子とエリスの関係が変化していく場面では、M・A・Oの演技が重要な役割を担います。
そのほかの主要キャスト
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| 城戸沙織/アテナ | 水瀬いのり |
| 美衣 | 中島愛 |
| シャオリン | 三森すずこ |
| カティア | 森下由樹子 |
| エルダ | 竹達彩奈 |
| マユラ | 佐藤利奈 |
| 星矢 | 森田成一 |
| ミロ | 関俊彦 |
| アイオリア | 田中秀幸 |
| サガ | 置鮎龍太郎 |
| シャカ | 三ツ矢雄二 |
| 邪精霊アテ | 立花理香 |
| エモニ | 高野麻里佳 |
| フォノス | 野島健児 |
アニメの制作スタッフと主題歌
制作陣には、『聖闘士星矢』シリーズの世界観を映像化するスタッフが参加しています。
| 担当 | 名前 |
|---|---|
| 原作 | 車田正美 |
| 漫画 | 久織ちまき |
| シリーズディレクター | 玉川真人 |
| シリーズ構成 | 高橋郁子 |
| キャラクターデザイン | 市川慶一・西野文那 |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| アニメーション制作 | GONZO |
| 企画・製作 | 東映アニメーション |
主題歌も女性キャラクターたちが歌唱を担当しています。
- オープニング:「The Beautiful Brave」
- エンディング:「微笑みのレゾナンス」
どちらも翔子役の鈴木愛奈、響子役のM・A・O、沙織役の水瀬いのり、美衣役の中島愛が歌唱に参加しています。
【本編との違いとスピンオフ作品一覧】セインティア翔ならではの魅力
『聖闘士星矢 セインティア翔』を原作本編と比較すると、最も大きな違いは主人公と物語の視点です。
| 比較項目 | 原作『聖闘士星矢』 | 『セインティア翔』 |
|---|---|---|
| 中心人物 | 星矢たち青銅聖闘士 | 翔子たち聖闘少女 |
| 主な視点 | 聖闘士たちの戦い | アテナの護衛と少女たちの成長 |
| 中心人物の使命 | アテナと地上を守る | アテナを守り、邪神の復活を阻止する |
| 物語の時期 | 銀河戦争から神々との戦いへ | 銀河戦争前夜から十二宮編の時期 |
| 主要な敵 | 作品全体を通して複数の神々 | 邪神エリスとその配下 |
| 感情面の中心 | 仲間との友情、使命、正義 | 姉妹の絆、少女たちの葛藤、使命 |
聖闘少女(セインティア)とは何者なのか
一般的な聖闘士と聖闘少女の違いは、役割にあります。
聖闘少女は、女神アテナの侍女であり、身辺警護を担う特別な存在です。
公式設定では、通常の聖闘士とは異なり、女性のまま聖闘士になることを許されています。
つまり、単に女性の聖闘士を集めた集団ではありません。アテナの身近に仕え、彼女を直接守るという独自の使命を持っています。
この設定によって、従来の『聖闘士星矢』とは異なる人間関係や戦闘の意味が生まれています。
代表的な『聖闘士星矢』スピンオフ作品
『セインティア翔』以外にも、シリーズには異なる時代や人物を描いた派生作品があります。
黄金聖闘士アイオリアを中心に、巨悪との戦いを描く作品。黄金聖闘士の活躍を深く楽しみたい人向けです。
約200数十年前の前聖戦を描く物語。テンマ、アローン、サーシャを中心に、アテナとハーデスの因縁が描かれます。
銀河戦争から十二宮編の時期を、聖闘少女の視点から描く作品です。
冥界を舞台に、冥闘士と黄金聖闘士の対立などを描く異世界転生要素を取り入れた作品です。
ハーデスとの戦いで疲弊した聖域を背景に、海皇ポセイドンと七人の海将軍が新たな敵に挑みます。
このほかにも『聖闘士星矢Ω』『聖闘士星矢 黄金魂 -Soul of Gold-』など、アニメ作品にも異なる視点や時代を描くシリーズがあります。
2026年の『チャンピオンRED』でも、『THE LOST CANVAS 冥王神話 番外編』『冥王異伝 ダークウィング』『海皇再起 RERISE OF POSEIDON』などが掲載作品として確認できます。シリーズ全体の展開は現在も続いています。
【プロの結論】セインティア翔を読むべき人とおすすめの順番
本作の魅力は、星矢たちが戦っている間にも、アテナを守るために別の戦士たちが戦っていたという視点の転換にあります。
特に、翔子と響子の物語は、従来の作品にある友情や使命感を姉妹愛という形で掘り下げています。
おすすめの楽しみ方は次のとおりです。
- 原作ファン:銀河戦争編と十二宮編を読んでから本作を読むと、時間軸と人物の関係が理解しやすくなります。
- 女性キャラクターが好きな人:聖闘少女たちの役割や成長、人間関係に注目すると楽しめます。
- アニメから入る人:全10話で作品の世界観や主要キャラクターを把握し、その後に漫画全16巻を読む方法がおすすめです。
- 姉妹の物語を深く知りたい人:本編16巻の後に『memories』全2巻を読むと、翔子と響子の過去にも触れられます。
反対に、星矢を主人公とした本編の完全な再現や、従来の青銅聖闘士だけを中心とした物語を期待する人は、作品の視点が違うことを理解しておくとよいでしょう。
【聖闘士星矢セインティア翔に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:聖闘士星矢セインティア翔は本編の前日譚ですか?
A1:厳密には前日譚だけではありません。銀河戦争開催前夜から始まり、星矢たちの銀河戦争や聖域十二宮での戦いと並行して進行する公式スピンオフです。
Q2:聖闘士星矢セインティア翔は全何巻で完結していますか?
A2:原作漫画は全16巻です。最終16巻は2022年1月20日に発売されました。
Q3:翔子と響子は姉妹ですか?
A3:はい。響子が姉、翔子が妹です。響子は邪神エリスの依り代となり、翔子は姉を救うために聖闘少女になります。
Q4:邪神エリスの正体は何ですか?
A4:争いや不和を司る女神エリスです。本作ではアテナに封印された邪神として登場し、響子の身体を依り代として復活を目指します。
Q5:アニメの翔子と響子の声優は誰ですか?
A5:翔子役は鈴木愛奈、響子と邪神エリス役はM・A・Oです。城戸沙織役は水瀬いのりが担当しています。
Q6:アニメはいつ放送されましたか?
A6:2018年12月10日に最速配信が始まり、アニマックスでは同年12月24日から2019年2月25日まで放送されました。全10話です。
Q7:2026年現在、セインティア翔の続編は完結していますか?
A7:番外編『聖闘士星矢 セインティア翔 memories』も2026年3月19日に連載完結し、最終2巻が同年6月19日に発売されました。
まとめ:聖闘士星矢セインティア翔は少女たちの視点で描くもう一つの神話
『聖闘士星矢 セインティア翔』は、銀河戦争前夜から聖域十二宮編までの時期を舞台に、アテナを守る聖闘少女たちの戦いを描いた公式スピンオフです。
翔子と響子の姉妹関係、城戸沙織がアテナとして成長する姿、そして邪神エリスとの対決が物語の中心にあります。
原作漫画は全16巻で2022年に完結。2018年から2019年にかけて全10話のアニメも配信・放送されました。さらに2026年には番外編『memories』も全2巻で完結しています。
本編の星矢たちの戦いを知っている人ほど、同じ時代に別の戦士たちがどのような使命を背負っていたのかを楽しめる作品です。2026年現在、原作と番外編を合わせて読むことで、翔子と響子の物語をより深く味わえます。 (出典: 聖 闘士 星矢 セインティア 翔(Yahoo!ニュース))